「鳴く虫と郷町」では、こんな虫たちを見ることができます。
(鳴く虫の寿命などで展示されていない場合もあります。)
低めの木、生け垣
やや低めの木の枝先で鳴く、1センチほどの小さな鳴く虫です。
鳴き声が鐘をたたく音に聞こえるので、この名前がつきました。
枝葉をたたいて、地面に落ちたところを捕まえます。
♪チン・チン・チン・・・・
街路樹、高い木
木の上の方で、大きな声で鳴きます。
明治時代に中国からきた虫で、街に多く、サクラやケヤキなど街路樹や公園の木で多く鳴いています。
高い木にいるので、見つからない、捕獲困難種。
♪リュー リュー リュー
草むら、畑
伊丹でもっともふつうに見られ、しかも大きなコオロギです。美しくもさびしげな鳴き声はコオロギの声の代表です。
知り合いの畑でとらせてもらいます。
♪コロコロ リリリー
まち中の植え込み
昔から親しまれてきた、いわゆる「コオロギ」です。
この鳴き声は、さむい冬のおとずれを知らせると言われています。
夜の昆陽池公園の園路を歩いているところを捕獲します。
♪リ・リ・リ・リ・・・
クズの多い茂み
あまり見ることがなくなった鳴く虫です。大きな体が立派ですが、声も大きく、他の虫の声が消されてしまうほどです。
クズの茂みにもぐりこんで捕まえました。
♪ガシャ ガシャ ガシャ・・・
河川敷の草むら
江戸時代から飼育され、売られてきた鳴く虫です。
飼いやすいので、現在も多くの人たちに親しまれています。
しかし、野生のものはほとんどいません。
里親や愛好家のみなさんによる繁殖です。
♪リーン・リーン・・・
河川敷の草むら
背の高い草むらの、地面近くにすんでいます。
淀川河川敷のマツムシの声は「日本の音風景100選」にえらばれています。
声が通るのでどこにいるか分かりづらい、捕獲難関種。
♪チッ・チロリッ
河川敷の草むら
河川敷など、背の高い草むらに多くすみます。
秋の鳴く虫に数えられますが、8月のはじめ頃の暑い昼間によく鳴きます。
5月に市内の河川敷で捕まえた幼虫を育てました。
♪ギーッ・チョン